病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
生活習慣病の一つである高血圧症は、血栓ができたり血液の状態がドロドロになって流れが悪くなったりして、血管が高い圧力で圧迫されることで起こります。
血管が内側から圧迫されると、血管が収縮しなくなって硬くなる動脈硬化という症状が起こります。
動脈硬化が起こると、血管が傷ついたり破れたりするため、脳卒中や心筋梗塞など重篤な合併症が引き起こされることがあります。
このように、高血圧症になると体の内部では血管の状態の悪化のせいでさまざまな症状が起こるのですが、自覚症状はほとんどありません。
血管が圧迫されても痛みを感じる訳ではありませんし、動脈硬化が起こってもその硬さを実感することもないですから、合併症などが発症することで初めて高血圧症に気がつくという方が多いのです。
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しかし、高血圧症は死亡リスクがとても高いので注意しなくてはいけません。
高血圧症が直接の死亡原因になることはありませんが、高血圧症の合併症は死亡リスクが伴います。
日本人の死亡原因の2位は心臓病、3位は脳卒中ですが、どちらも血管の機能障害や動脈硬化によって発症します。
もし心臓に動脈硬化が起これば心筋梗塞など心疾患が発症しますし、脳であれば脳卒中が起こります。
つまり、死亡原因の2位と3位の病気を引き起こす動脈硬化の元凶となるのが高血圧症なのです。
高血圧になっても治療はできますが、合併症が起きないようにするには早期発見早期治療が重要です。
高血圧は1回測定したからといって判断することはできないので、定期的に測るようにしましょう。