物忘れと認知症は似ているようですが、認知症にはしっかりと治療が必要なので、明確に見極めることが大切です。判断の目安となるポイントを詳しく掲載していますので、役立てましょう。認知症の可能性がある場合は医療機関への相談が必要です。

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物忘れと認知症は違うもの?治療が必要なものとそうでないものの違い

物忘れは認知症の典型的な症状ですが、もちろん認知症じゃなくても物忘れをすることがありますから、物忘れと認知症はイコールではありません。


ここで難しいのが、物忘れを頻繁にするようになった場合、それが認知症によるものなのか、単に記憶力の低下による物忘れなのかを判断することですね。


認知症であれば治療が必要ですし、物忘れであれば自分で忘れないようにするしかありません。


ただ、物忘れか認知症なのかを判断する目安はあります。


まず物忘れというのは、メガネをどこに置いたか忘れてしまう、出かける約束をしてもいつなのか忘れてしまうなどの症状です。


ここで重要なポイントとなるのが、メガネの置き場所を忘れたことを覚えていること、約束したことを覚えていることです。


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ちょっとややこしいですが、ただの物忘れだったら、忘れたことを覚えています。


一方、認知症の場合だと忘れたこと自体を忘れてしまいます。


例えばメガネが見つからないとしても、自分でメガネの置き場所を忘れたことを覚えていません。


そのため忽然とメガネがなくなったと思い込んで、盗まれたと考えてしまいます。


約束で言うと、約束の日時だけではなく約束したことを忘れてしまいます。


ですので、しょっちゅう探し物をしていたり、約束ごとなどを忘れてしまう場合は、何を探しているのか、約束は覚えているかを確かめてみてください。


これできちんと「メガネ」など探し物が言えたり、約束を覚えているなら物忘れですが、何も覚えていない場合は認知症の可能性があるので速やかに医療機関に相談しましょう。

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