筋肉萎縮症とは全身の筋力が著しく低下する病気なので、食べるための機能も低下してしまいます。その場合には食事の内容を変更しなければならないのでしょうか?変化していく食生活について詳しく情報をまとめていますので、確認しましょう。

健康ナビ

病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。

▼MENU

筋肉萎縮症を発症すると食事の内容を変えなければならないの?

筋肉萎縮症は全身の筋肉が萎縮していく病気ですが、萎縮するということは筋肉の収縮が出来なくなるということです。


そのたえ手足や指が思うように動かせなくなって、歩いたり物を持ったりすることが困難になっていきます。


そして、筋肉というのは手足だけではなく全身に張り巡らされていますから、手足以外の動きも困難になります。


口や舌、気管などの筋肉が萎縮してしまうと、食べ物や飲み物が上手く飲み込めなくなってしまいます。


初期段階では時間をかければ飲み込めますが、進行していくと飲み込みが悪くなってむせたり、さらに悪化すると飲み込む力がなくなります。


このような状態になると嚥下障害という評価になるため、食事の内容を変えなくてはいけません。


食事内容は進行の度合いによって違いますが、基本的には柔らかく飲み込みやすい食事に変わります。


スポンサーリンク



また、噛み砕く力が低下してしまった場合は、柔らかいものであっても喉に詰まってしまう可能性があるため、食材を細かく切り刻んだ食事になります。


例えば、肉や果物などの固形物はピューレにしたり、炭水化物はお米なら10分粥にしたり、パンならスープや牛乳に浸して柔らかくします。


基本的にはすべての食材をとろみがついた形態にするので、噛みごたえがなく味気ない食事になってしまいます。


ただ味付けに関しては特に規制はありませんから、味覚は満足できるという方も多いようです。


筋肉萎縮症になると普通の食事ができなくなり栄養不足が起こって、さらに筋力が低下するという悪循環になるため、体力を維持するためにも食事を工夫してたくさん食べるようにしましょう。

スポンサーリンク