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冗談みたいな話ですが、実は鉄製の調理器を使うことでも鉄分不足が解消できるのです。
鉄には二価鉄と三価鉄という2つの種類があり、鉄製の調理器はほとんどが二価鉄となっています。
人間の体に吸収されやすいのは二価鉄になるため、二価鉄が溶出する鉄製の調理器で作った料理の鉄分は吸収率が高いのです。
ちなみに、レバーなど食品に含まれる鉄分は三価鉄なので、意外にも鉄製の調理器を使った方が鉄分不足を補いやすということです。
鉄製の調理器で鉄分不足を解消するテクニックは、全部で3つです。
まず当たり前のことですが、調理時間が長ければ長いほど鉄が溶出するので、その分たくさん鉄分を補給することができます。
ですので、炒め物や蒸し料理でもいいですが、煮込み料理などで使うとより多くの鉄分が溶出します。
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もう一つのテクニックは、酸性の調味料を加えることです。
ケチャップやお酢などは鉄を溶出しやすくする性質を持っているので、しょうゆや塩よりも酸性の調味料を使うようにしましょう。
三つ目のテクニックとしては、出来るだけ油は使わないということが挙げられます。
油を使ってしまうと、鉄製の調理器の二価鉄は溶出しづらくなってしまうため、油は控えるのがポイントです。
ただし、いくら鉄製の調理器の方が鉄分補給に効果的だとしても、食材からの補給も怠らないようにしましょう。
鉄分が豊富な食材を鉄製の調理器で調理するなど、ちょっとした工夫が効率よく不足分を補うテクニックとも言えるので、意識してレパートリーに加えてください。