病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
大動脈瘤の原因ははっきり解明されていませんし、遺伝が原因になることもあります。
しかし、大動脈の径が拡張して瘤ができる状態になるということは、径を拡張させる血液の流れに原因があると考えられます。
血液や血管の状態に大きく関わるのは生活習慣と食事なので、この2つを見直して乱れている部分はしっかり改善するようにしましょう。
生活習慣では、まず睡眠不足や運動不足にならないように気をつけてください。
睡眠中には器官の修復が行われますから、血管のダメージも寝ている間に修復されます。
運動をすると全身の血行が促進されるので、毛細血管の流れも改善して血流の停滞も防ぎますから、睡眠が不規則だったり運動をしていない方はすぐに改善しましょう。
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また、タバコを吸う場合、有害物質が血管の収縮を乱して血流を悪化させます。
さらに血液内に有害物質が取り込まれると、血液がドロドロになって流れが悪くなるので、タバコはやめるのが賢明です。
次に食事メニューでは、血液の流れを悪くする動脈硬化を防ぎましょう。
動脈硬化は加齢などで血管が老化することでも起こりますが、血糖値やコレステロール値が高いことでも発症します。
ですので食事メニューの改善ポイントは、動物性脂肪分や飽和脂肪酸、塩分の過剰摂取しないようにすることです。
具体的に言うと、チーズやバター、サラダ油の摂り過ぎ、塩や醤油、味噌などをたくさん使い過ぎないようにしてください。
逆にコレステロールを取り除くオレイン酸を含むナッツ類、オレイン酸の効果を高めるビタミンEを含むオリーブオイルなどを積極的に摂るようにすると動脈硬化を予防して大動脈瘤のリスクも軽減できます。