病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
うつ病は、単に医師が問診や診察をして病気と判断するのではなく、きちんとした診断規準があります。
主要な項目を挙げると、集中力の低下、食欲の低下、無気力、焦燥、自殺願望などが挙げられますが、これらの症状に当てはまればうつ病ということではありません。
複数の項目が当てはまる、症状が2週間以上継続する、1日中続くことで、日常生活を送ることに支障が出ている、という状態で初めてうつ病と診断されます。
うつ病に対して、精神力が弱いから、怠けているから、甘えているだけと思う人も多いようですが、立派な病気なのでしっかりと治療する必要があるのですね。
うつ病になった場合は利用できる保証制度があります。
それは自立支援医療制度というもので、うつ病を含む精神疾患で長期の通院治療が必要になった人が利用できます。
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一般的な国民保健の場合は医療費の負担額は3割ですが、自立支援医療制度を利用すれば1割負担に減額されます。
また、所得によって負担額の上限も決まっているので、通院や処方箋の負担を大幅に減らすことができます。
そして、症状の度合いによっては障害年金も受給できます。
障害年金は長期療養が必要であり、仕事ができないなど生活に支障が出るような疾患にかかった場合に支給される年金です。
保険料納付要件を満たしていること、障害年金の支給条件を満たしていることが必要ですが、うつ病のせいで仕事ができない場合などは治療費や生活費に役立てることができます。
どちらも自分で申請しなくてはいけませんが、生活が安定して治療に専念ができるようになるので、自治体の相談センターや年金事務所に問い合わせてみましょう。