病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
90歳のひいお婆ちゃんが認知症になった。
何年か自宅で祖母が看病しながら過ごしていたが、症状が重くなり施設に入ることになった。
面会に行くと必ず「あら花子、元気だったかい?」と言われる。
私は加奈子だ。
花子は私の母である。
ちなみに母のことは夕子と呼ぶ。
祖母の事だ。
祖母がすかさず、「おばあちゃん!私が夕子ですよ!こんなにおばあちゃんのお世話してるのに忘れないで下さい!」と大きな声でおばあちゃんに言う。
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認知症はどんどん進行していって、おばあちゃんはどんどんいろんな事を忘れていった。
ある日おばあちゃんは祖母にこう言ったそうだ。
「こんにちは、どなた様ですか?」
若い頃は折り合いが悪くいつも嫁姑バトルをしていたそうだ。
しかしおばあちゃんが認知症になってからは、祖母が親身になって看病していた。
施設に入ってからも毎日面会に行ってお世話をしていた。
「こんにちは、おばあちゃんのお世話係ですよ。よろしくお願いしますね。」こう答えたそうだ。
するとおばあちゃんは、「あらあらそれはありがとうございます。私なんだかあなたの事がとても好きだわ。これからよろしくお願いしますね。」と言ったそうです。
その話を聞いて私はなんだか涙が出た。