病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
私の家系は、『癌』や大病になる人が多いです。
そんな中、最期まで私を可愛がり、1番の理解者でもあった私の祖母の話をさせて頂きます。
私の祖母は、94歳でこの世を去りましたが、何と末期の大腸癌だったのです。
最期は入院先の病院でしたが、入院するまでは普通に生活していました。
たまに、私の所に泊まりに来たり旅行に行ったりと、とにかく元気な祖母です。
ある日、父から祖母が入院した事を電話で知った私は、休暇を取り祖母が入院する病院へ向かいました。
病室で父から「誰が誰か解らなくなってる」事と「末期の大腸癌」である事を聴かされ、祖母の側へ行き「ばぁちゃん」と呼び掛けると、私の名を呼び応えたのです。
かなり弱っているからであろう、力ない声で応える祖母の反応に、同席者全員が驚いていました。
スポンサーリンク
祖母と私の間にある「何か」は誰にも解るはずもなく、手を握りながら暫く言葉を交わさない時間を過ごし、痛みがあって苦しいはずなのに穏やかな顔の祖母を見つめるしか出来なかった無力な自分が歯痒かった事を今でもハッキリ覚えています。
それから数日後に、祖母の他界を知らされたのですが、痛みを訴える事もないままにこの世を去った祖母。
私の祖母の場合、悪く言えば年齢的にも『老衰』もあるのでしょうが、末期の癌であっても気付かない事が有り得る『大腸癌』は本当に怖いと思います。