10代の頃、よく貧血を起こして倒れていました。

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貧血はいきなり起きるので困るものでした

10代の頃、よく貧血を起こして倒れていました。


急に、頭を流れる血液が、全部足もとに下がっていくような感じになり、全身の力が抜けて、立っていることができなくなるのです。


この貧血で、特に恥ずかしい思いをしたことが2回あります。


1回は、中学校の入学式です。


式の最中で、全員が起立して、校長先生の話を聞いているときでした。


突然、立ちくらみが襲ってきました。


全校生徒に注目される中、保健室に運ばれました。


母も式に参列していたので、母にも恥ずかしかったと言われました。


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もう1回は、やはり中学生のときですが、友人とデパートの爬虫類展を観に行ったときです。


珍しい爬虫類を興味津々にのぞき込んで歩いていたのですが、急に目眩と吐き気に襲われました。


とにかく、お手洗いに行こうとして、展示会場から外に出ました。


すると、テレビなどで目が回るシーンそのもの、店内が真っ白になって、ぐるぐる回り出しました。


まっすぐに歩くことができませんでした。


気がついたら、デパートの医務室に横になっていて、友達が心配そうに私の顔を覗き込んでいました。


デパートの医務室でお世話になるとは、自分でもびっくりしましたが、この友達にも今でも回想されます。

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