母が糖尿病を患って、30年以上経ちます。

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傷の治りを悪くする糖尿病

母が糖尿病を患って、30年以上経ちます。


母は、身体のあちこちが悪いのに、「糖尿の合併症ではなかった」「合併症はまだ出ていないと言われた」と言いうのが口癖でした。


けれども、糖尿病は見えない所で徐々に悪化していました。


母は、手が弱く、腱鞘炎や手根管症候群などの手の病気で、何度も手術をしています。


手術自体は簡単に終わるものなのですが、母の場合は、糖尿病のために術後の治りが悪いのです。


普通の人は1週間で抜糸をして治るのですが、母の場合は先生も驚いてしまわれるほど、1ヶ月以上パンパンに膨れ上がって、ジュクジュクと化膿し、傷口がきれいに塞がらないのです。


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手術を重ねるごとに、治りが悪くなってきているのがわかったので、一番最後に受けた手術の後は、とにかく、先生に包帯を必要以上にぐるぐる巻いてもらって、少々のことでは、ばい菌が傷口に入っていかないよう、対策を講じました。


洗髪は美容院、台所の調理台はさわらないように。


洗顔は、蒸タオルで拭いてもらいました。


それでも、包帯が取れるまでは人の何倍も長くかかりました。


糖尿病と診断されたら、薬でなんとかなると思わないで、食事の改善などに努めることが肝心なのだと、思いました。

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