病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
私が高校時代、大好きだった祖母が癌になりました。
最終的な病名は胃癌。肝臓や色んな部位に転移…。
父方の祖母でした。父は祖母が癌と分かった日、一言も口を開きませんでした。
胃に転移した時、手術もしました。
ほとんどの胃を切除したので、食べ物もほとんど食べられません。
痩せて行く一方。食べ物の種類も制限があり、食べたい物も好きなようには食べられない。
そんな祖母を見ているのは辛かった。
抗がん剤で髪の毛は抜け、生えてもおさるさんのようでした。
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祖母は、お洒落な人だったので、みんなでウィッグを作ってあげました。
とても嬉しそうに付けてくれました。
ガリガリに痩せました。
それでも亡くなる15日前、花火へ出かける私に浴衣を着せてくれました。
自分は食べれないと分かっているのに、私にいっぱい食べなさいと言っていました。
食べられないことは残念だけど、私が嬉しそうに食べるのを見るのが、今の一番の楽しみだよと…。
私は、祖母の分も食べて、食感や味、細かく話、いつもおいしかったねと言いました。
胃癌は早期発見の場合、治る確率も高い癌と言われていますが、祖母の場合は早期ではなかったでしょう。
まだ未成年だった私に詳しく教えてくれる人はいませんでした。
今思うと、手術をしても治るわけではなかったのだと思います。
最期は外泊をし、病院に戻る前日でした。