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がんは常に死亡原因の上位に挙がる病気ですし、乳がんでの死亡率も増えていますから、乳がんを発見しただけで絶望的になってしまう方もいるかもしれませんね。
しかし、病気というのは発見が早ければ早いほど治療は簡単になりますから、乳がんであっても早期発見ができれば死亡する確率は格段に減少します。
もともと乳がんは生存率が高いがんで、予後5年の生存率はすべてのがんよりも上回っています。
ちなみに5年生存率をみると、超初期段階のステージ0であれば100%、ステージ1でも約95%、ステージ2であっても約90%となっていますから、完治率も非常に高いと言えるでしょう。
ただ予後5年の生存率が高いというだけでは、完治したとは思えない方も多いでしょう。
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10年後の生存率をみると、ステージ0では約95%、ステージ1は約90%、ステージ2では約80%となります。
平均すると約5%ぐらいは生存率が落ちてしまいますが、それでも他のがんと比べると圧倒的に完治しやすいと言えます。
また、乳がんがかなり進行しているステージ3でも約60%の生存率となっていますから、やっぱり早期発見によって治療は簡単になるとも言えるでしょう。
ですが、一つ注意したいのは乳房温存手術の場合だと、がん細胞が残っている可能性があるため予後も油断できません。
といっても、定期的に検査を受けて早期発見に努めていれば再発したとしても、発見が遅れるよりは治療が簡単になります。
このように乳がんは完治率が高いので、多少面倒であっても日頃からセルフチェックを行い、少しでも異常を感じたら検査を受けることが、乳がんを完治させる一番のポイントになるのですね。