病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
私の母が乳がんだとわかったのは、約15年前の話です。
その当時、母からは「乳がんかもしれない。」そう伝えられていましたが、動揺もしてなく、いたっていつも通りに生活を送る母の姿に多分大丈夫だろうと、思っていました。
しかし、乳がんだと判明しすぐに入院、手術がすぐ決まり、母は左胸とリンパも摘出しました。
手術を無事に終え、医師より手術内容を直接聞き、実際取り出した癌を見せてもらうことができ、癌の場所や説明を聞いていると横にいる父親は今にも倒れそうな雰囲気。
父親は母親が乳がんだとわかった時、母に怒鳴りました。
私は本人が1番心身共に苦しい時に怒鳴るなんて、最低な人間だと見下していましたが、今まさに隣にいる父親の姿を見て、相変わらず、頼り甲斐がない。
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私がしっかりしないと。
まだ麻酔が効いている母親は寝ていましたが、時々小声で、「寒い」と言うので看護師さんから毛布を借りようとしたら、父が着ていたジャケットを母の布団にのせ、窓も閉めて部屋を暖かくしている姿を目の当たりにした瞬間、父の不器用な性格がやっとわかり、後日、母にその事を言うと笑っていました。
あれから母は体調の不調はあるものの、体を休めたり、食べ物に気をつけたり、出来る事をしながら今も暮らしています。