病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
筋肉萎縮症は、筋肉を動かす神経である運動ニューロンが何らかの原因で正常に作動しなくなり、筋肉が痩せたり動かしづらくなる病気です。
発症率は、10万人に1人程度ととても低いものの、残念ながらはっきりした原因が解明されていないので、若ければ大丈夫と言い切れる病気ではありません。
ただ、やっぱり神経の機能の低下が起こりやすい高齢者が発症しやすいと言われています。
ですが、発症しやすい年齢の平均は60歳ぐらいとされているものの、40歳以下でも発症している人の割合は患者数の10%にものぼります。
ですので例え60歳に達していなくても、高齢じゃないからといってかからないというわけでもないのです。
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発症しやすい性別は、どちらかというと男性です。
男性の方が体を動かすことが多く、筋肉量も多いためどうしても筋肉の病気になりやすいようです。
ただし、直接の原因は運動ニューロンの機能低下なので、男女ともに注意する必要があると言えます。
また、運動ニューロンの機能が低下する背景には、激しいトレーニングなどによる筋肉や神経への過度の負担が挙げられます。
逆に生活活動でしか体を動かさないような場合だと、運動ニューロンが鍛えられずに衰えます。
そのため一見筋肉を鍛え上げているイメージがあるアスリートや運動をしない人などは、発症のリスクが高くなると言われています。
と言っても、原因から発症しやすい年齢、性別まではっきりしたことが分かっていないため、どんな人でも発症のリスクがあることを覚えておきましょう。