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一度でも糖尿病と診断されると治らない、と言うイメージを持っている方も多ようですが、捉え方によって治るとも治らないとも言えないのが実情です。
糖尿病の診断基準は1型でも2型でも同じで、空腹時血糖値126mg/dl以上もしくは75gブドウ糖負荷試験の2時間の値が200mg/dl以上、または血糖値が随時200mg/dl以上となっています。
他に、糖尿病の典型的な症状が複数見られたり、糖尿病による合併症が発症している場合でも糖尿病と判断されることもありますが、基本的には血糖値の数値によって糖尿病と診断されます。
つまり、血糖値が糖尿病と診断される数値以下であれば、糖尿病ではないとも言えるのです。
もちろん血糖値は食事の後や運動後、安静時などによって変動しますから、一時的に下がったからといってすぐに糖尿病が治ったとは判断できません。
もう一つ、糖尿病が治ったのか判断しにくいのが、インスリンや経口糖尿病約などで薬物治療を行っている場合です。
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基本的な糖尿病治療は食事療法と運動療法ですが、それでも血糖値が高い状態が続く場合は薬物治療も併せて行うため、例え血糖値が規定数値内を保てたとしても薬効によるものと考えられます。
薬効じゃなく血糖値が下がったかどうかを確かめるには服用をやめるしかありませんが、進行状態によっては薬物治療をやめると危険なので糖尿病と付き合っていくしかありません。
また、1型糖尿病は自分でインスリンが分泌出来ないので、薬物治療がずっと続きます。
ですが、血糖値が正常になれば糖尿病ではなくなるのですから、治らないと諦めず前向きに治療を行うことが糖尿病を治すために絶対必要なことなのです。