インフルエンザ発症中にアルコールは飲んでも大丈夫なのでしょうか?一部では飲んだ方が治りが早い、などの噂もあるようですが、飲むべきではない理由について深く切り込んでいます。インフルエンザ治療をはやめるためのコツとして学んでおきましょう。

健康ナビ

病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。

▼MENU

インフルエンザ中のお酒はNG?飲まない方が良い理由とは

まず、インフルエンザ中にお酒を飲んでいいのか、ということに関しては完全にNGです。


お酒を飲めばアルコール消毒でウイルスを撃退出来る、なんて方もいますが、これはまったくの都市伝説です。


お酒を飲まない方が良い理由は二つあります。


一つ目はお酒を飲むと体温が上昇して、症状を悪化させるからです。


アルコールは血液の流れを促進する作用を持っているので、お酒を飲むと心拍数が高くなり体温がさらに高くなります。


インフルエンザ中はそれでなくても高熱が出ますし、熱によって関節痛や頭痛などの症状も起こります。


そのような状態の時にお酒を飲むと、余計に症状がひどくなりますし、熱が上がりすぎてけいれんを起こす熱性けいれんを発症することもあるのです。


スポンサーリンク



もう一つの理由は、アルコールの利尿作用です。


アルコールには利尿作用があるため、飲めば飲むほど体内の水分が排出されてしまいます。


インフルエンザで高熱が出ると、それに伴いたくさんの汗をかきますから、排出された分を補う水分を摂らないと脱水症状が引き起こされます。


そこにアルコールが加わると、通常よりもさらに多くの水分が排出されてしまうため脱水のリスクが高まるのです。


また、関連性が解明されているわけではありませんが、アルコールを摂取すると薬の効き目が低下したり、副作用が出やすくなるとも言われています。


インフルエンザに限らず、薬を服用する場合はお酒を飲むのは控えるのが一般的なので、早く治して美味しいお酒を楽しむためにも、インフルエンザ中の飲酒はやめましょう。

スポンサーリンク