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痛風の発症には尿酸が関わっているので、尿酸値が高いということは痛風のリスクが高いことになります。
尿酸値と痛風の関連性は、痛風の原因が尿酸にあることが挙げられます。
尿酸というのは名前は聞いたことがあるけど、どんなものなのか分からないという方も多いでしょう。
尿酸とはプリン体によって生成させる最終代謝物で、簡単に言うと不要物になります。
普通なら尿や便、汗などに混ざって排出されるのですが、過剰生産されたり排泄機能に障害が起きると血中に残ってしまい、その結果尿酸値が高くなります。
尿酸は血液に溶けにくいという特徴があり、体内に蓄積していくと結晶化してしまいます。
この結晶が刺激などによって剥がれると、免疫細胞である白血球は尿酸を異物とみなし、取り除こうとして攻撃します。
そのため炎症が引き起こされて痛みが発生するのですね。
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尿酸値が高い状態は、それだけ尿酸が蓄積していることになりますから結晶化しやすいです。
結晶が多ければ多いほど剥がれる尿酸も増加するため、痛風になる確率は高くなるのです。
尿酸値は、特定健康診査の検査項目にある血清尿酸値で測定することができるので、アルコールをたくさん飲む方、家系的に痛風が多いという方などは数値をチェックしましょう。
尿酸値が7.0mg/dl以上になると高尿酸血症と診断され、数値が高くなるほど痛風が発症しやすくなります。
このように尿酸値の高さは痛風の危険度を上昇させるので、7.0mg/dlを超えていないとしても、近い数値の場合は予防のためにも生活習慣を見直して改善しておくといいですね。