痛風といえば遺伝的要素が大きいのですが、肥満の人ほど尿酸値が高く、痛風リスクが高いことがわかっています。アルコールだけでなく、さまざまな食品に含まれているため、食事量の多い方は特に注意しなければなりません。

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肥満の人ほどなりやすい?痛風リスクが高い人の傾向について

痛風のリスクが高い人というのは、まず遺伝が挙げられます。


痛風の発症は遺伝も関係しているので、血族に痛風の人がいるのに、過度のアルコールを摂取したり不規則な生活を送っていると、発症リスクが高まります。


ですが、もう一つリスクが高い人の傾向として肥満が挙げられます。


肥満と痛風は直接的な関連性はありませんが、尿酸値には大きく関係していることが分かっています。


尿酸というのはプリン体が分解されることで生成される物質ですから、プリン体の摂取量が多ければ比例して生成されます。


プリン体はビールにたくさん含まれているイメージがありますが、実はほとんどの食品に含まれています。


肥満の方は、基本的に食事量が多かったり過食のせいで太ってしまっているので、食べる量だけプリン体を摂取していることになるのです。


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しかも、プリン体は肉や内臓系、いくらなど魚の卵などにたくさん含まれています。


こういった高カロリーの食品を食べるのは肥満の方が多いですから、プリン体を過剰摂取してしまい、結果的に尿酸も過剰生成されて血中に蓄積することになります。


過剰生成されると排出も追いつかなくなるため、肥満の人は高尿酸血症になりやすいのです。


もちろんすべての肥満の人に当てはまる訳ではありませんが、過食気味の場合は痛風の前兆である高尿酸血症を発症しやすいのは事実です。


ですので、例えアルコールをいっさい飲まないとしても痛風リスクが高いですから、肥満の人は食生活の改善やダイエットを心がけるようにしましょう。

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