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高尿酸血症というのは、名前の通り血液の中の尿酸値が高くなってしまう状態です。
人間の細胞には遺伝子が入っていますが、この遺伝子を作る核酸の中にはプリン体が含まれています。
プリン体は遺伝子を構成するために働く物質で、役目を終えると分解されて最終分泌物となる尿酸が生成されます。
つまり尿酸は老廃物になるのですが、プリン体によって肝臓で作られた尿酸の約8割は、腎臓から尿に混ざって排出されます。
ですが、プリン体の量が多くなると尿酸が過剰生成されてしまったり、尿の排泄量が少なかったりすると血液の中に尿酸が取り込まれるため、数値が高くなっていきます。
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健康な状態であれば、一時的に尿酸値が高くなっても正常値に戻せますが、食品やアルコールからプリン体を過剰に摂取しすぎたり、不規則な生活習慣で内臓機関の働きを低下させてしまうと尿酸が蓄積されてしまい高尿酸血症が起こります。
高尿酸血症のガイドラインによると、血液中の尿酸の濃度は溶解ができる7.0mg/dlが上限となっていて、この数値を超えると高尿酸値血症となります。
高尿酸値血症自体には、特に自覚症状はありません。
しかし、血液内に蓄積している期間が長くなると、尿酸が結晶化して尿酸塩に変性します。
尿酸塩は血液とともに流れていきますが、突起部分などに引っかかって関節に沈着すると、その部分に炎症が引き起こされて痛風が発症します。
このように、高尿酸値血症になると尿酸が結晶化してしまうので、結晶化する前に適切な対策を行うことが痛風を防ぐポイントになります。