病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
うつ病の治療法は、精神療法と薬物療法、そして休養の3つが基本となります。
精神療法は、認知療法(行動療法)や対人関係療法などがあり、患者の持つ問題や悩みによって医師やカウンセラーが適切な指導を行っていきます。
具体的に言うと、問題への対処法や悩みへの考え方を改善するのが精神療法です。
うつ病の方は、普通なら気にするほどのことではないようなことを深刻に受け止めたり、悲観的に考えたりしてしまいます。
この考え方をコントロールすることで精神への負担を軽減して、うつ病を改善します。
薬物療法は、神経伝達物質の働きを正常化させるための薬による治療です。
最初は少量の抗うつ薬を服用し、副作用の状態を見ながら適切な服用量を処方していきます。
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現在、主に使用されているのは、セロトニンの量を調節するSSRI、セロトニンとアドレナリンの量を調節するSNRIやNaSSAです。
抗うつ薬は根本的な治療にはなりませんが、症状をなくすサポートに適しているので、休養と併せて行うことでうつ病を改善していきます。
休養が治療になるのか、と思うかもしれませんが、休むのはとても大切なことです。
うつ病になってしまう人は、真面目で責任感が強い人が多いので、休むことに対して罪悪感を持ってしまいがちです。
そのせいで頑張りすぎて、過度のストレスや疲労が溜まってしまいうつ病を発症することが多いと言われています。
この状態で精神療法や薬物療法を行っても、十分な治療効果は得られませんから、仕事でも家事でもとにかく休むことが治療の基本になるのですね。