病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
大腸癌というのは初期段階では何の症状もないので、検査をしない限りなかなか気が付きません。
そのため、検査で癌が見つかった時には進行していることも多いのですが、一つだけ自分でも気がつける方法があります。
それは大腸癌特有の症状である血便です。
普通なら自分の便をまじまじと見ることはありませんが、大腸癌になると血便が出るので毎日チェックするのがオススメです。
ただ、最初に知っておきたいのは、血便といっても大腸癌の場合は鮮血が便に混じっているわけではないということです。
痔の場合だと、肛門が切れてそこから出た血が便に混ざるので分かり易い血便になりますが、大腸癌の血便はまったく状態が異なります。
便は2mもある大腸の中を移動して排泄されますから、例え大腸内で出血していても便の中に混ざってしまいます。
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ですので、血便といっても血の色で判断できないため普通では見分けがつきません。
ですが血が混ざった便というのは黒くなりますから、黒い便が続く場合には大腸癌の可能性があります。
ただし、中には血液が混ざりきらずに排泄されることもあります。
こういった場合の血は、滴り落ちるような血液ではなく、べたっとして粘着性があるのが特徴です。
また腸から長い時間をかけて出てくるので、赤い血ではなく黒い血というのが大腸癌のサインと言えるでしょう。
大腸癌による血便は知識がないと見分けるのが難しいのですが、黒い便が続くかねっとりした血が出るなどの血便が出た場合は大腸癌かもしれませんから、すぐに医療機関で検査をしてもらいましょう。