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大腸癌は癌の中でも治りやすいと言われていますが、特に早期発見であればほぼ100%の割合で完治します。
ただし、これは本当に早期発見で治療を行った場合の割合です。
早期という時期から少しでも進行している状態だと、残念ながら完治というのが難しいのが現実です。
実際のデータにおいても、7割程度の大腸癌患者は進行癌と診断されています。
基本的に、癌というのは初期段階ではほぼ自覚症状がありません。
大腸癌も例外ではなく、例え進行していても「癌」と断定できるような症状はないのです。
さらに大腸がんは転移しやすい性質を持っているため、肝臓や肺に転移してから大腸癌になっていたのを初めて知るということも少なくありません。
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癌細胞は若ければ若いほど増殖する特徴がありますから、若いからといって検査を怠ってしまうと、早期発見ができずに完治しなくなる確率も上がります。
一般的には、大腸癌のリスクが高まるのは40歳以降なっていますから、若いうちは油断するのもしょうがないことかもしれません。
しかし、近年は若い人ほど生活習慣が乱れているという傾向にあり、免疫力も低下している人が増えています。
免疫力が低下すると、毎日作られる癌細胞を完全に取り除けなくなるので、癌化する確率が高くなります。
いくら若くて抵抗力や回復力があっても、細胞の癌化の進行は早いですから、早期発見して完治させるためにも大腸癌検診はきちんと受けておきたいですね。
また、40歳以降の場合は、一度大腸癌検診で問題なかったとしても、必ず定期検診を受けて早期発見を目指しましょう。