病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
がんというのは、正常な細胞が何らかの原因によって異常細胞となり、がん細胞が出来てそれが増殖していくことで発症します。
乳がんも同様で、胸部にがん細胞が出来ることで発症します。
細胞の変異にはいろいろな原因が考えられますが、乳がんの場合だと女性ホルモンの一種であるエストロゲンが大きく関わっていると言われています。
エストロゲンは肌の潤いを維持したり、髪をつややかにする美のホルモンとも言われます。
しかしもちろん他にも働きを持っていて、生殖器を発達させたり、妊娠出来る状態に整えたり、乳管の発達にも関わっています。
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本来なら、女性ホルモンはこのエストロゲンとプロゲステロンはバランスを保ちながら分泌されるのですが、何らかの原因でバランスが崩れてエストロゲンの影響を長く受け続けると乳がんの発症リスクが高まってしまうのです。
分泌量のバランスが崩れる原因としては食生活の乱れなどが挙げられますし、出産や授乳の経験がないとエストロゲンの影響を受ける期間が長くなるので、こういったことが乳がんの原因ともいえます。
乳がんの症状でもっとも分かりやすいのは、胸やその周りに出来るしこりです。
しこりの大きさや硬さは個人差がありますが、基本的に胸はすべて柔らかいので、少しでも硬い固まりがあったら注意しましょう。
また、乳腺がひきつるような感覚がある、というのも乳がんの初期症状の一つです。
手を挙げたり動かしたりしたときに、乳腺が引っ張られる感じがあるというのは正常な状態ではないので医療機関を受診してください。