病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
自律神経失調症とは、自律神経を構成する交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで体に不調が起こることです。
特に女性に多く見られる症状ですが、主な症状は普通の体調不良と同じなので気がつきづらいのが特徴とも言えます。
いつも決まった時間に不調が現れる、薬を飲んでも効かないなどの症状が続く場合は、自律神経失調症かもしれないのでチェックしてみましょう。
自律神経失調症の症状は、主に3つ挙げられます。
まずもっとも多いのが偏頭痛と言われるもので、交感神経の働きが優位になって血管の収縮が激しくなることで起こります。
交感神経は体を緊張させるので、肩こりや腰痛なども併せて引き起こされることもあります。
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次に多いのが冷えです。
自律神経は体温や血流をコントロールしているので、バランスが崩れると体温が正常に保たれなくなったり、血流が低下して冷えを引き起こします。
また、冷えにともない体のだるさや倦怠感などが起こることもあり、動かなくなることでさらに症状が悪化します。
そして、例え冷えが起こっていないとしても、自律神経失調症になると無気力ややるきが出ない、体が重いなどの症状が起こります。
これは典型的な症状で、放っておくとうつ病まで悪化することもあります。
こういった症状を見ると分かるように、自律神経失調症は単なる体調不良と間違いやすいのが特徴です。
しかし放っておくと、症状が重複したり疾患につながることがあるので、おかしいなと思ったらすぐ医療機関を受診しましょう。