副交感神経は自律神経失調症を引き起こす関係にあります。これらがなぜ影響しあうのか、仕事や勉強などよくあるケースを元に詳しく解説しています。自律神経失調症を予防するためのコツが隠されているポイントなので、ぜひチェックしましょう。

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自立神経失調症と副交感神経にはどんな関係があるのか

自律神経失調症を簡単に言ってしまうと、副交感神経の働きが低下することで起こる症状です。


自律神経を構成するのは交感神経と副交感神経で、それぞれの神経が働くべき時間帯に働くことでバランスが保たれています。


交感神経は起きている時に働く神経で、この間は副交感神経は働きません。


逆に、副交感神経は体を休ませるという役割を持っているので、正常な状態であれば夜になると活性化し始めて交感神経と入れ替わりに働き出します。


つまり、仕事や勉強など昼間の活動時間帯には交感神経が働いて、体のメンテナンスを行う睡眠時間には副交感神経が働くのです。


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自律神経失調症というのは、ストレスなどの影響でこれらの神経のバランスが崩れて、副交感神経が働かなくてはいけない時間帯になっても交感神経が働き続けることで起こるのです。


人間の心や体の健康を維持するためには、休養が必要不可欠です。


休養とは単に休ませるのではなく、ダメージを受けた部分を修復したり回復させたりするもので、これを行うのが睡眠時間です。


しっかり休養が取れないと、環境や体、人間関係などから受けるストレスに対応できなくなり、頭痛や肩こり、倦怠感、睡眠障害など自律神経失調症の症状が発症します。


休養が取れないということは、副交感神経が働いていない状態であり、そのせいで自律神経失調症が起こるので両者には深い繋がりがあるのですね。


つまり、自律神経失調症を改善するには、副交感神経を正常に働かせるためにストレスを排除するのはもちろん、自律神経を鍛えて交感神経とのバランスを取り戻す必要があるのです。

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