認知症にはさまざまな種類があり、それぞれの違いをご存知でしょうか?アルツハイマー型やレピー小体型、血管性は三大認知症とされています。それぞれ症状の現れ方や治療方法などが異なってくるため、しっかり見極めることが重要です。

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認知症は一つじゃない?さまざまな種類と違いについて

認知症は認知機能障害の総称であり、認知症を引き起こす脳の状態によってさまざまな種類に分けられています。


種類はいくつかありますが、認知症の約85%を占めるのがアルツハイマー型認知症、レピー小体型認知症、血管性認知症の三大認知症です。


アルツハイマー型認知症は認知症の半数を占めるもので、もっともポピュラーな認知症と言えるでしょう。


アルツハイマー型認知症の脳の状態は、海馬を中心に老人斑や神経原線維変化が広範囲に現れます。


この認知症は、脳が萎縮するのが特徴です。


そして、老人斑や神経原線維が変化することによって、脳の神経細胞が少しずつ死滅してしまい、記憶障害が進行していきます。


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レビー小体型認知症は、脳にレビー小体というものが出現し、これが原因で脳の働きを司る神経細胞が死滅していきます。


脳の萎縮はほとんどなく、症状も記憶障害ではなく妄想や幻聴、うつ状態などうつ病のような状態になるのが特徴です。


レビー小体型認知症の症状は、良い状態と悪い状態が交互に現れるので分かりにくいのも特徴と言えるでしょう。


血管性認知症は、脳梗塞や脳内出血など脳疾患によって血液の流れが滞り、細胞が壊死することで発症します。


他の認知症と違い、脳の一部が壊死するので萎縮は起こりませんが、壊死した部分の機能は完全に失われるのが特徴です。


症状としては部分的な麻痺やしびれ、痙攣、精神が不安定になって感情がコントロール出来ないというようなものが挙げられます。


認知症は症状に適した治療が必要なので、どのタイプの認知症かをしっかり見極めることが改善の大事なポイントになります。

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