病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
もう、15年という月日が経つと思うと、あっと言う間に時だけが経っていき、気持ちはあの頃のまま。
そう感じてしまいます。
私の母は「乳がん」を患い、発覚後すぐに手術をし、その時に左胸全摘出になりました。
女性として、胸をとらなければならない。
想像するだけでも心の傷も計り知れないのに、母はいつも通りに振る舞い、冷静でいました。
手術は無事に終わり、経過もよく退院したものの、乳がんは手術から5年。
再発が多いと聞いていたので、家族としては再発の不安があったのは事実です。
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しかし、当の本人は至って冷静。
もしかしたら、冷静を装っていただけなのかもしれませんが、しかし、手術後が母にとってはとてもきつかったと聞きました。
手術した傷口がかゆい。
しかも傷口の中が痒くてたまらない、かきたくてもかけないもどかしさ。
今まであったものがなくなり、身体のバランスに違和感。
今も言います。
「出来るならメスは体に入れない方がいい」。
最近は医療技術も進化し、早期発見につながるものの、完治まではいかない。
どの段階になると安心して過ごせることができるのか、未来の病気に怯えることもある中、今後の医療に期待して、いつかは安心出来る日が訪れる日を願って今を生き抜くしかない。