5月病といえば、進学や就職によって生活環境が変化することで、一種のスランプ状態に陥ることで、誰にでも起こりうることですが、これがうつ病へ進行してしまうケースも増えています。完璧主義者だったり神経質な方はうつ病リスクが高いともいえます。環境の変化とうつ病の危険性はどうつながっているのでしょうか?

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5月病に代表される環境の変化はうつ病の危険性があるの?

5月病は進学や就職、転居などでライフステージが変わり、新しい環境になることで睡眠障害が起きたり、スランプ状態になる症状です。


医学的に言うと病気ではありませんが、精神症状だけではなく食欲不振や頭痛、めまいなど身体症状も伴うこともあるため、医療機関では治療を行っているところもあります。


基本的には新しい環境に慣れれば症状が治まるので、今までは一過性と言われていました。


しかし、近年では5月病からうつ病へと進行する人が増えています。


5月病とうつ病はイコールではありませんが、環境の変化というのはうつ病の原因の一つです。


慣れない環境に身をおくということは、過度のストレスを感じるものです。


特に新しい環境は緊張も伴いますし、学校や仕事は毎日通わなくてはいけませんから、どうしてもストレスが溜まります。


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そのため、5月病に代表される環境の変化はうつ病を発症する危険性があるのですね。


環境の変化に対する考え方や対応は人によって異なります。


新しい世界に対して希望を持つ人もいれば、不安になる人もいますから、全員がうつ病のリスクを持っているわけではありません。


うつ病になりやすい傾向で言えば、内向的だったり完璧主義だったり、神経質な人の方がリスクが高いと言えるでしょう。


しかし、希望をもって前向きに進学や就職をしたとしても思うように馴染めなかったりすると、希望を持っていた分、現実世界との落差でうつ病になる可能性が高くなります。


ですので環境の変化で体調が優れなくなったり、精神症状が出たりした場合は、どんな気持ちで新しい環境に挑んだとしてもうつ病かもしれませんから、医療機関でチェックしてもらいましょう。

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