今は亡き祖母は認知症でした。

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認知症の祖母

今は亡き祖母は認知症でした。


最初は誰にでもよくある人や物の名前が出てこなかったり、どこに物を置いたか思い出せなかったりということがあり、もう歳だからだねーと笑っていたのですが、それがどんどん子どもや孫の名前を間違えたり、会話をしている途中でふと意識が違う場所へ行ってしまったりということが増えてきました。


さすがにおかしいと思い病院を受診したところ認知症と診断され、そこからはゆっくりですが確実に症状が進行していきました。


突然、昔に戻ったように話し始めたり、大きな声を出して怒り始めたり。


よく漫画やドラマでもあるような、ご飯を食べたすぐあとにご飯を食べさせろと騒ぐこともしばしばあり、私の父や母もずっとではありませんが介護をしていてとても大変そうだし、つらそうでした。


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病気だからしょうがないんですが、あんなに優しかった祖母が私のことも忘れて、病院のスタッフと勘違いして話しかけてくるのが私もとても悲しくてつらかったです。


しかし、祖母は亡くなるちょっと前に完全にすべてを思い出し家族みんなの名前を言ってくれたときは本当に嬉しくて涙が出ました。


きっとちゃんとお別れを言うためだったんだね。とみんなで話しています。


認知症はなってしまった本人はあまり自覚がないので、あまりつらさとかはないように感じましたがそれを支える周りの人の大変さつらさは計り知れないと思います。


症状の重さにもよりますが、大切な人が全然違う人格になっていき、自分のことも忘れてしまうのは事実を受け止めるだけでも時間がかかります。

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