口臭の意外な理由となっている貧血についてご紹介しています。貧血で口臭がするのは、ヘモグロビンの減少により酸素の供給が不足してしまうのがきっかけとなっており、いくつかの段階を踏むことで口の臭いに現れるのです。

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貧血で口臭が臭くなるって本当なの?意外な落とし穴について

貧血と口臭、一見なんの関係もないように思えますが、実は貧血が原因で口が臭くなってしまうことがあるのです。


貧血による口臭というのはあまり知られていないことですし、普通の状態だと自分の口臭には気がつきづらいという落とし穴があるので、貧血気味の方は口臭にも注意が必要です。


貧血で口臭が臭くなるのは、酸素が不足することが原因となります。


何らかの原因でヘモグロビンが減少して血中の酸素が足りなくなると、血液の流れが悪くなってしまいます。


血流が滞ると疲労回復がスムーズに行われなくなって、疲労物質である乳酸が蓄積していきます。


乳酸というのは汗に混ざって酸っぱい臭いを出す物質なので、蓄積すればするほど体臭がきつくなります。


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また、疲労物質は呼気として排出されますから、口臭も臭くなるというのが貧血による口臭のメカニズムです。


そしてもう一つ、乳酸はアンモニアを増加させるという性質を持っています。


アンモニアは普通であれば無害の尿素になり、尿素は腎臓に運ばれて行って尿になり排出されます。


しかし貧血になってしまうと、尿素に変換されたり尿として排出されるという過程がスムーズに行われなくなり、アンモニアは血中に取り込まれてしまいます。


血中に取り込まれたアンモニアは体中を廻りながら肺に運ばれるので、これも呼吸と同時に排出されるため口臭が臭くなります。


貧血というとめまいや立ちくらみなどの症状が有名ですが、このように口臭が臭くなることもあるので、貧血の方はお口の臭いもしっかりチェックしましょう。

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