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インフルエンザに感染した場合、感染経路のほとんどは飛沫感染と考えていいでしょう。
飛沫感染というのは、インフルエンザ感染者がくしゃみや咳をした時に飛び散る小粒子による感染です。
インフルエンザウイルスを含んだ小粒子は、なんと1回のくしゃみで200万個以上、咳だけでも10万個以上飛び散ると言われています。
この粒子は2メートル以内の距離だと、呼吸器に直接侵入してしまいますし、目の粘膜部分からも侵入することもあります。
そのため、マスクをしていないインフルエンザにかかっている人が目の前でくしゃみや咳をしたら、ほぼ100%の割合で感染してしまうのです。
そして、もう一つ多い感染経路が空気感染です。
飛沫感染と似ていますが、空気感染というのはインフルエンザ感染者がしたくしゃみなどで飛んだ小粒子が空気中で浮遊し、その小粒子を吸いこんでしまうことで感染します。
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特に狭い空間や気密な状態の部屋だと浮遊時間が長くなるため、感染しやすくなります。
電車や人込みなどで感染するのは、ほとんどの場合が空気感染と考えていいでしょう。
また、呼吸器から侵入するのではなく、小粒子が飛び散った物などに触れることで感染する接触感染もあります。
ドアノブや電話、机の表面などに付着した小粒子に含まれるインフルエンザウイルスは、長時間生息出来るため、それに触れた手で口や目をいじってしまうと、そこからインフルエンザに感染してしまいます。
このようにインフルエンザの感染経路はいろいろあるので、予防するには手洗いうがい、そしてマスクが必須なのですね。