進行してしまったリュウマチは治療はなぜ困難なのでしょうか?その原因は生活習慣から遺伝的要素など、複雑に絡み合っているために症状も進行速度も違います。現代医学では未解明である免疫異常の病気であり、基本的に完治を目指す治療は行われません。

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リュウマチの治療は困難なのはなぜ?

リュウマチは初期段階で適切な治療を行えば、治療目的を達成しやすい病気です。


しかし、症状が進行してしまっていると、いくら医療機関での治療を行っても完治させるのはもちろん、症状を緩和するのも困難になります。


リュウマチの治療が困難と言われるのは、生活習慣や体質、遺伝的要素などが複雑に絡み合っていて、人それぞれに症状の度合いや進行の速度に違いがあるからです。


炎症の期間が長ければ長いほど、骨や軟骨の破壊も進みますから関節が変形したり固まってしまいます。


リュウマチはこのように、一人ひとり症状が細かく異なるため、適切な治療法を見つけるのが難しくなってしまうのです。


また、リュウマチの治療というのは、基本的に完治を目標としていません。


リュウマチは免疫異常が原因と考えられていますが、免疫異常を改善すれば治るというわけではないのです。


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免疫異常によって関節の細胞や組織が攻撃されてしまっている状態ですから、完治させるには細胞レベルの修復が必要になります。


リュウマチの治療も日々進化して、完治を目指す研究も行われていますが、確実に細胞を修復して組織の機能を回復させる治療法はまだ確立されていません。


ですので、リュウマチの治療目的は進行をストップすること、症状の発症を防ぐこと、最終的には日常生活に支障が出ないようにすることが目的となります。


このように完治するわけではない目標であっても、薬物療法に加え食事や運動、ストレス緩和、睡眠など自己管理を徹底しなくてはいけないのも、治療が困難といわれる理由となっているようです。

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