痛風という病気は医師の治療を受けることで完治できる病気なのでしょうか?その可否について詳しくご紹介しています。痛風が悪化すると関節の変形や破壊、そして他の部位も影響を受ける可能性があるので、対処することは重要な意味を持っています。

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痛風は医師の治療を受ければ完治できる病気なの?

痛風は医師の治療によって症状を緩和したり、合併症を予防することはできますが、結論を言うと完治させることはほぼ不可能です。


こう聞くと、それなら治療してもムダと思うかもしれませんね。


しかし適切な治療をしなかったり自己流で改善を行ったりすると、発作の頻度が高くなるだけではなく、関節の変形や破壊、さらに他の部位にまで発作が発症するようになります。


また、尿酸を適切な数値に戻さないままだと、尿路結石や腎不全、ひどくなると糖尿病や脂質異常症などの合併症が引き起こされます。


確かに完治しないのに治療を受けるのは無意味に思えるかもしれませんが、合併症などが起きたらもっと辛い治療を行うことになります。


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医師による治療は、薬物療法に加えて食生活の改善や運動でアプローチしていくので、発作の間隔も空くようになりますし、合併症のリスクも軽減できますからしっかり治療しましょう。


治療は、痛風の症状の段階によって異なります。


発作の前兆の痛みの治療であれば、コルヒチンを服用することで発作自体を予防します。


ただし発作が一度起こるとコルヒチンの効果がなくなってしまうため、次の段階では非ステロイド性抗炎症薬などで症状を緩和します。


発作が治まったら、尿酸産生阻害薬や尿酸排泄促進薬など尿酸コントロール薬で尿酸値を低下させ、高尿酸血症を改善する治療をします。


もちろん薬だけではなく、生活習慣の改善も重要です。


治らない痛風の治療は先が見えず辛いものですが、それでも悪化させないことが大事なので医師の指示通りに治療を行っていきましょう。

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