治療が終わった後も油断できないのが癌であり、それは大腸癌も同じで再発の可能性があります。切除した部分に発生する局所再発と、他の部位に転移する再発と二種類がありますが、どちらも定期検診にてしっかりチェックし、早期発見が重要です。

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治療した大腸癌の再発はあるの?再発リスクの高さについて

大腸癌に限ったことではありませんが、癌というのは再発の可能性がある病気です。


再発には、癌細胞を切除した部分にまだ癌ができる局所再発と、大腸以外の器官に癌細胞が増殖する転移の2種類があります。


他の癌と比べると、進行速度も遅く癌細胞摘出後の生存率も高いのですが、残念ながら再発高いと言われています。


再発率というのは、大腸癌の進行度合いによって異なります。


まず、もっとも初期段階であるステージゼロの場合だと再発率はかなり低く1%程度しかありません。


といってもゼロではないので、定期検診でしっかりチェックする必要があります。


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ステージ㈵であれば約4%、ステージ㈼になると約15%、ステージ㈽はなんと30%もの再発率になっています。


ですので、当然ですがステージが上がるほど再発する可能性が高くなりますから、絶対に定期検診を受けましょう。


これだけ再発率が高いと1年ごとの定期検診では不安かもしれませんが、大腸癌は進行が遅いため、短期間で繰り返し検査を受けても発見されないことの方が多いです。


もちろん定期検診は必須ですが、ある程度の大きさまで達しないと治療もできません。


再発のことを考えると不安になりますが、焦って頻繁に検査を受けるのではなく、1年おきでいいので忘れずに検査を受けてください。


再発の時期は2年以内がもっとも多く、再発する大腸癌の9割は5年以内に発症すると言われています。


つまり、5年以上再発しなければ、再発リスクは大幅に減少しますから、最低でも5年間は続けて定期検診を受けるようにしましょう。

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