私の祖母は病気のせいかある時から認知症になりました。

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認知症に向き合った私たち家族

私の祖母は病気のせいかある時から認知症になりました。


初めは認知症なんて思いもしませんでした。


祖母と私達家族は少し離れた場所で住んでいました。


父と母が毎日仕事の為祖母の家に行っていました。


まだ小さかった妹も一緒によく行ってました。


ある日父と母が留守中家に祖母から電話がありました。


よるの7時くらいだったでしょうか。


内容は、妹が外で遊んで帰って来るように言っても家に入らないと言う電話でした。


しかし、妹は私の家に居てましたし、私の横に居ました。

体験談

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「おばあちゃん、妹は家にいてるよ」と言いましたが、困った困ったと言いながら電話を切りました。


そんな事はあったものの次の日はいつもと変わらずだったので何かの勘違いかなーなんて思っていました。


それからだいぶ経って、病気の事もあったので、一緒に暮らす事になりました。


初めてのお正月、みんながお年玉を貰って御節を食べてと楽しく新年を迎えました。


ふと見るとお年玉がありません。


お年玉は座布団が直された押入れの隙間にありました。


祖母は知らないと言っていましたが、それからおかしな事が次々と起こり、認知症と判明しました。


祖母の場合は病気の為徘徊などはなかったのですが、包丁がタンスに入っていたり、薬をラムネだと言ってなめていたり、時には既に亡くなった兄弟が来るとかで少し怖かったのを覚えています。


そんな祖母が亡くなる少し前、昭和天皇が亡くなりました。


不思議な事にその日だけシャキシャキと歩き、昭和天皇の話をはっきり語り私達家族はかなりびっくりしました。


認知症が治った?


えっ。病気でトイレ行くのも抱えて行ってたのに、何故?


病気までもが治ったかのようでした。


でも、祖母はその3日後にこの世を去りました。


亡くなる前の日には、1番上の祖母の兄が迎えに来てるから、なんて言ってました。


祖母の認知症で物凄く大変と言うより、ちょっと怖いような、不思議な体験と向き合ったような気がします。

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