病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
乳がんの羅患患者数は年々増えていて、女性のがんでは死亡率ががん全体の約9％となっています。
しかし、早期発見治療を行えば死亡するリスクは軽減出来ますし、進行状況によっては切除によって完治も可能なので、現状を正しく把握することが重要になります。
乳がんの進行状況はステージ0、ステージ㈵、ステージ㈼、ステージ㈽、ステージ㈿であらわされます。
ステージ0は非湿潤がんと言われるもので、乳管などにがん細胞が留まった状態です。
ステージ㈵はしこりの大きさが2ｃｍ以下と小さく、基本的にリンパ節には転移していないと考えられます。
ステージ㈼はしこりが5ｃｍ以下ですが、リンパ節に転移している可能性があるものとないものに分かれます。
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もしくは、しこりが2ｃｍ以下であってもリンパ節への転移が考えられる場合にはステージ㈼と診断されます。
ステージ㈽は、しこりの大きさが5.1ｃｍ以下だとa、大きさは関係のないbに分かれます。
リンパ節への転移の有無に関わらずしこりが5.0ｃｍ以上ある、もしくは5.1ｃｍ以下でも脇の下のリンパ節に転移している可能性が強い場合はステージ㈽のaになります。
しこりの大きさに関係なく、乳房の周りや鎖骨のリンパ節までがんが転移している、または胸壁湿潤がある場合はステージ㈽のbとなります。
ステージ㈿は、しこりの大きさに関わらず、乳房より遠い部位にがんが転移している状態です。
このように、乳がんはステージによってまったく状態が異なり、ステージ㈵までなら約90％は治る病気なので、1ヶ月に1度はセルフチェックをして早期発見に努めましょう。