病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。
胃癌のステージは大きく分けると、粘膜から粘膜下層まで広がる早期胃癌と、腹膜など固有筋層まで達する進行胃癌の2ステージがあり、それぞれに症状が異なります。
まず早期胃癌の場合は、胃のもたれや吐き気、食欲不振、胃や胸の不快感などが起こります。
ただ胃やその周りの臓器だけに症状が出るのではなく、中には体重が半年で10％以上減ったり、息切れや倦怠感、貧血などの症状が起こることもあります。
胃癌の初期症状というのは、疲労やストレス、胃腸関係の疾患などでも起こるような症状なので、癌だと気がつきづらいのが特徴とも言えるでしょう。
進行胃癌になると、初期症状よりも度合いが進行します。
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吐き気などではなく実際に嘔吐したり、吐血や血痰が起こったり、黒い便や下血が起こり始めます。
また、急激に体重が減少したり、味覚障害や口内の乾燥、口内炎など口の内部にも症状が起こりますし、息切れや動悸も激しくなります。
進行胃癌というのは癌細胞の増殖が速いので他の臓器やリンパ節、骨にも転移することがあります。
このように胃癌にはさまざまな症状があるのですが、初期段階ではただの胃腸障害と間違えやすく、症状も軽くなったり重くなったりを繰り返します。
そのため検査が遅れてしまい、進行胃癌になってから気がつくことも少なくありません。
また、胃腸の調子が悪いと漠然とした不安でストレスを感じますし、そのせいで免疫力が低下してさらに癌の進行を早めてしまうこともあります。
ですので、例え症状が軽くても慢性的に胃腸に異常を感じる場合は、速やかに検査を受けておきましょう。