認知症患者の徘徊を予防する方法についてご紹介しています。徘徊してしまった場合に怒るべきかどうか、徘徊させないための防止策や患者との接し方などにはコツがあり、しっかり手順を踏むことで介護する人の心の負担を軽くすることもできます。徘徊を予防する方法はあるのでしょうか?

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認知症患者の徘徊を予防することはできるの?その方法について

認知症患者は徘徊することも多く、家の中だけなら問題はありませんが、外に出ていってしまうと迷子になったり、事故にあってしまうこともあります。


まず徘徊に対しては、怒らないようにすることが大切です。


怒られることで家に恐怖を感じて、余計に外に逃げ出したくなり徘徊を繰り返したり、遠くに行ってしまったりするので怒らないで何をしたかったのか聞いてみましょう。


徘徊というと無目的に思いがちですが、ほとんどの場合何か理由があって徘徊しています。


家の中ならトイレを探していることもありますし、外に出てしまうのは自分の家が分からなくなって探しているのかもしれません。


とにかく怒ると逆効果なので、徘徊をさせないようにするには怒らないようにしましょう。


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その上で、効果的な予防方法として挙げられるのは、できれば一緒に出歩いてあげることです。


認知症の方は何らかの目的で出歩くのですが、歩くことで気持ちが落ち着いてきます。


これを無理に制止すると、何回でも外に出ようとするので、落ち着くまで歩かせてあげるのが効果的な予防方法です。


それでも収まらなかったり、危険がある場合は鍵を付け替えましょう。


鍵が二つあるダブルロックや、開けづらい鍵だと自分で外に出れませんから、徘徊を予防できます。


特に、夜中に徘徊してしまう場合は、介護者もゆっくり休めなくなってしまうので、ちょっと大掛かりですが鍵を付け替えるのがオススメです。


徘徊が始まると常に不安がつきまといますが、昼間は一緒に出かける、夜は鍵で予防すると決めておけば心への負担も軽減できるので実践してみてください。

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