筋肉萎縮症を発症する大きな原因は2つありますが、これらについて詳しく切り込んでいる記事となっています。家族性と孤発性の二種類がありますが、それぞれの対処方法などがあるものの、最も大切なことなどをご紹介しています。

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筋肉萎縮症を発症する二つの大きな原因と治療法について

筋肉萎縮症は、筋肉を正常に動かすための神経細胞である運動ニューロンが変性したり死滅することで起こります。


普段は何気なく動かしている筋肉ですが、すべては運動ニューロンが脳からの指令を筋肉に伝達することで正常に動きます。


つまり運動ニューロンが変性したり死滅すると、脳から「動け」という指令が伝わらなくなってしまい、筋肉が萎縮して筋肉萎縮症になるのです。


運動ニューロンが変性するのは、家族性と呼ばれる遺伝的な原因、もしくは孤発性と言って遺伝ではない原因の2つになります。


ただし、家族性は筋肉萎縮症の約10%程度で、その他は孤発性が原因となっていますから、ほとんどは遺伝以外の原因で発症すると言えます。


治療法は確立されていないため、筋肉萎縮症の治療は、進行を遅らせるか現在起こっている障害を改善するなどの対症療法になります。


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進行を遅らせる治療は、厚生労働省によって唯一効果があると認められているリルゾールという薬を服用して行います。


ですが、効果が認められているといっても、症状の進行を押さえることしかできません。


また、永久的に萎縮を遅らせることはできないため、あくまでも現状でできるだけ長く維持する治療です。


障害を改善する治療はリハビリテーションです。


筋肉萎縮症は何もしないとどんどん進行してしまうため、リハビリテーションはとても重要です。


リハビリは主治医と専門医が治療計画をたて、必要な運動を取り入れて行っていきます。


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