高齢者の貧血は特に危険であり、放置をしてはいけません。高齢者の貧血に多いパターンや危険な理由、そして見逃してしまう方が多い理由などいくつかのケースをご紹介しています。予防することも重要なので、ぜひ一度確認しましょう。

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高齢者の貧血の放置が危険な理由と自覚症状の有無について

高齢者に起こる症状では高血圧が有名ですが、実は貧血も起こりやすいのです。


ただし、成人女性に起こりやすい鉄欠乏性貧血と違い、高齢者の場合は内臓疾患や分泌系の疾患など病気による二次性貧血が多いので注意しなくてはいけません。


病気を治すためには、治療をすることも大事ですが、それ以上に細胞に栄養や酸素をしっかり行き渡らせる必要があります。


どんなに優れた治療であっても、体を構成する細胞が劣化したままでは正常な機能を取り戻すことはできませんし、病気を治すこともできません。


貧血になるということは、ヘモグロビンの減少によって酸素が行き渡っていない状態ですから、そのままでは病気は治らず悪化してしまいます。


そのため、高齢者の貧血は放置すると危険といわれるのです。


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そしてもう一つ、高齢者の貧血の放置が危険な理由は、自覚症状がないというところです。


一般的な貧血は、めまいや立ちくらみ、頭痛、動悸、息切れなどの症状が起こります。


しかし高齢者の場合だと原因が病気に起因していたり、動脈硬化が原因の場合もあるため、一般的な貧血の症状は起こらないことの方が多いのです。


ですので、貧血を見逃してしまう人も多く、突然貧血症状が起こって危険な状態になったりします。


高齢者の方が突然ふらついたりすると、反応がどうしても遅れてしまいますし、手をついた拍子に骨折することもあります。


このような危険な状態にならないためにも、血中の赤血球の濃度を定期的に測って老人性貧血じゃないか確認するようにしましょう。

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