ノロウイルスが完治した後も感染源となってしまうのが恐ろしいポイントであり、いつまで感染予防の対処や消毒が必要になるのでしょうか。そのために必要な時期と、実際にどのような消毒が必要になるのかを掲載していますので、記事の中で学んでみましょう。

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完治後も感染するノロウイルスはいつまで消毒を続けるべき?

ノロウイルスの感染力というのは非常に強く、特に症状が出てから3日間がもっとも強力になると言われています。


一般的に、ノロウイルス感染による症状は2日から3日ぐらいで治まります。


ただし発症期間は短いとしても、ウイルスがいなくなるわけではありません。


例え症状が治まったとしてもノロウイルスは体内に残っていますから、便などに混ざって排泄され続けています。


そのため完治後もしっかり消毒を続ける必要があるのです。


と言っても、ずっと消毒を続けなくてはいけないということではありません。


ノロウイルスが残っている期間は、平均すると2週間から3週間と言われているので最低でも3週間は消毒を続ければ大丈夫でしょう。


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ただ、現時点ではノロウイルスを腸管から人工的に排出させるワクチンや薬は開発されていません。


そのためノロウイルスの残留期間は、感染者の免疫機能の働きによって異なります。


免疫力が強ければ2週間ぐらいで排泄されますが、弱い人だと3週間経っても完全に排泄しきれないこともあるので、できれば1ヶ月ぐらいは消毒を続けるのが理想です。


消毒をする場所は、トイレ、お風呂、手が触れるすべての部分、そして唾液からも感染するため食器もしっかり消毒してください。


また下着や衣服にも付着しますから、洗濯をするときにも塩素系の漂白剤を使って消毒する必要があります。


ノロウイルスを殺菌できるのは塩素系の消毒液だけなので扱いが少々面倒ですが、感染してしまう方がよっぽど大変なので、しっかり殺菌しておきましょう。

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