こちらの記事では、大動脈瘤をチェックするための診断方法や、自覚症状の有無について、詳しく掘り下げてご紹介しています。触診だけでわかる範囲や、すぐに対処を行った方が良い段階での自覚症状などをこちらで確認しておきましょう。

健康ナビ

病気の原因や症状、対策など、健康について配信します。

▼MENU

大動脈瘤はどのように診断される?検査方法や自覚症状について

腹部に大動脈瘤ができた場合は、ある程度まで大きくなると触って分かります。


ただし、メタボリックシンドロームや肥満だったりすると、脂肪のせいで分からないことがあります。


胸部の大動脈瘤だと、体の表面には何の変化も現れないため、触診をしても分かりません。


そのため、大動脈瘤の診断は基本的には検査をする必要があります。


胸部大動脈の検査は、胸部X線検査で行います。


正面と側面からX線検査をして、大動脈に瘤ができていないかどうかを確認し、瘤のような症状が認められた場合はCT検査で径の大きさを測ります。


スポンサーリンク



ただ、X線検査だけだと小さい瘤を見逃してしまうこともありますから、高血圧や遺伝的要素がある場合は、最初からCT検査をする方が正確に診断できます。


腹部大動脈瘤の検査は、腹部のCT検査もしくは腹部エコー検査を行います。


胸部大動脈瘤と同じで、腹部大動脈瘤を正確に診断するにはCT検査がもっとも適切ですが、要因がないのであれば腹部大動脈をエコー検査するだけでも十分でしょう。


自覚症状については、どちらの大動脈瘤もほぼないと言えます。


ですが大動脈瘤が破裂したら、胸部の場合は呼吸困難になったり、腹部だと激しい腹痛や腰痛などの自覚症状が起こります。


このような症状が出たらかなり危険な状態ですから、すぐに手術を行わなくてはいけません。


ですので検査によって大動脈瘤の診断を受けている方はもちろん、高血圧など大動脈瘤の要因を持っている方は、呼吸やお腹周りに異常を感じたらすぐに病院に行きましょう。

スポンサーリンク