糖尿病は国民的な病気とされていますが、大動脈瘤との関連性についても十分に知っておく必要があります。糖尿病がいかにして大動脈瘤のリスクを高めてしまうのか、その密接な関係について、詳しく情報を載せていますので確認しましょう。

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国民的病気である糖尿病は大動脈瘤に関連する病気なの?

現在、300万人以上もの患者がいるという糖尿病は、70歳以上になると5人に1人の割合で発症している、まさに国民病と言っても過言ではない病気です。


糖尿病は簡単に言えば、血糖値が高い状態が慢性的に続くという病気で、放っておくとさまざまな合併症が引き起こされますが、そのひとつに動脈硬化が挙げられます。


動脈硬化とは、血管が硬くなって収縮幅が小さくなり血流が悪化する症状です。


この状態になると、硬くなった血管を通ろうとする血液によって圧迫が起こるため、高血圧の症状も引き起こされます。


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しかも、一度硬くなった血管を柔軟性のある血管に戻すのはかなり難しいですし、糖尿病も対処療法しかできないので、動脈硬化の状態はずっと続き高血圧状態も続くことになります。


血管が圧迫されていても、血液は一生懸命流れようとしますから、動脈の径はどんどん広がっていきます。


しかし、血管は硬いままなので、一部位に血液が集まって径が拡張されます。


この状態で発症するのが大動脈瘤です。


もともと、大動脈瘤は動脈硬化や高血圧が主な原因と考えられていますから、これらの症状を引き起こす糖尿病は大動脈瘤と密接な関係があると言えます。


糖尿病が直接大動脈瘤の原因になるわけではありませんが、糖尿病によって起こる動脈硬化は大動脈瘤の原因のひとつです。


つまり間接的に大動脈瘤に大きく関わっているので、糖尿病の方は3大合併症に気をつけるだけではなく、大動脈瘤にも注意しなくてはいけません。

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