自律神経と血圧の高さには深い関係があることをご存知でしょうか?血圧の高い人は自律神経の失調には注意しなければならない理由について、詳しい情報を掲載しています。血圧上昇に繋がる成分やホルモンなど関係していますので、対処が必要です。

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高血圧の原因にもなってしまう?自立神経と血圧の関係について

高血圧は動脈硬化を引き起こす一番の原因であり、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病など生活習慣の間接的な原因となる症状です。


高血圧の原因は塩分の摂り過ぎや運動不足などいろいろありますが、自律神経の乱れも大きく関わっています。


自律神経の一つである交感神経は、血管の収縮を促す働きを持っているため、バランスが乱れると収縮が激しくなり血液の流れが不規則になります。


血管の太さには限界があるので、流れる血液の量が一定に保たれず、一時的でも大量に流れると血管が圧迫されて高血圧を引き起こします。


そして、血管が収縮して血液の流れが速くなると、心拍数が上がって心臓の収縮も激しくなります。


すると送り出される血液の量が増えるため、血圧が上がってしまいます。


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これだけでも自律神経と血圧には関係があると言えますが、血管の収縮以外にも関わりがあります。


交感神経が活性化されると、副腎からカテコラミンというホルモンの分泌量が多くなります。


このホルモンは、臓器の働きを過剰にしたり血液に対して作用するため、血圧を上昇させてしまいます。


また、交感神経が優位な状態が続くと腎臓からノルアドレナリンやアンジオテンシン㈼などのホルモンが分泌されます。


ノルアドレナリンはナトリウムの排出を滞らせるので、血中のナトリウム濃度が高くなって水分を取り込んでしまい、結果血液の量が増えて血圧が上がります。


アンジオテンシン㈼は、これ自体が血圧を高くする作用を持っています。


このように、自律神経の乱れはあらゆる面から高血圧に関わっているため、健康維持のためには自律神経を整える必要があるのです。

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