乳がん検査の方法として、エコーとマンモグラフィーがあります。それぞれの違いについてご存知でしょうか?それぞれの発見率や性質の違いについて掲載していますので、どの場面でどちらの検査方法が有効なのか、あらかじめ知っておきましょう。

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乳がん検査方法であるエコーとマンモグラフィーはどう違うのか

乳がんの検査方法には、エコーとマンモグラフィーがあります。


エコー検査は、超音波が出るプローブを胸に当てて動かしながら、画像をチェックして病変がないか確認する検査方法です。


マンモグラフィー検査は、胸部を撮影した静止画像をチェックするので、じっくり病変を探すことが出来る検査方法です。


つまりエコーは動画、マンモグラフィーは静止画というのが一番の大きな違いなのですが、他にも違いがあります。


まず、エコーは経験が豊富で専門知識を持った外科医なら数mmの病変でも発見が可能ですが、マンモグラフィーは1cm以下の病変はほぼ発見できません。


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ただし経験の浅い医師だと、例えエコー検査で1cm以上の病変があるとしても見逃すこともあります。


また、発見出来る病変の得意分野も異なっていて、石灰化している場合はマンモグラフィーでしか発見ができません。


こういった違いをみると分かることですが、小腫瘤ならエコーの方が発見しやすく、石灰化はマンモグラフィーで確認できるということになります。


ですので、乳がん検査はどちらが正確かというのではなく、エコーとマンモグラフィーを併用して行うのが早期発見のためには有効といえます。


検診においては、エコーは有用性が証明されておらず、マンモグラフィーが有効性が証明されているという違いがあるので、マンモグラフィーのみの検査でも良いかもしれません。


しかし乳がんの初期段階である小腫瘤を見つけるにはエコーの方が有効であることは確かなので、出来れば両方受けるようにしましょう。

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